「本」の記事一覧

呼び屋一代 マドンナ・スティングを招聘した男

興行の「呼び屋」として、「キョードー東京」と「ウドー音楽事務所」という二大巨頭が支配する世界で、独立系として活躍した著者の孤軍奮闘50年史。 前半では洋楽ロックやポップスのアーティストを招いた際のエピソードが語られており・・・

サド侯爵の呪い

サディズムの語源となったマルキ・ド・サド。その彼がバスティーユ牢獄の独房で書き上げた問題作『ソドムの百二十日』は、フランス文学史でも特異な存在だ。 フランス革命の混乱の中、牢獄から盗み出されたこの作品は、歴史の中で幾度も・・・

人生は冥土までの暇つぶし

著者は1980年代に集英社の「週刊プレイボーイ」を発行部数100万部の雑誌に育て上げ、その黄金時代を築いた伝説の名編集長。 著者の直近の日常生活を綴ったエッセイだが、幼い頃から読書家だった彼の文章には、今年84歳になる人・・・

小牧・長久手合戦

元来、理系的な思考の持ち主であり、読書を嗜むようになったのも恥ずかしながら社会人になってからと言えるほど。特に歴史検証ものは苦手な分野だ。しかし、この本を見つけたときは迷うことなく手に取った。なぜなら、小牧・長久手。。。・・・

味のプロレス 闘魂伝承編

昭和・平成のプロレスラーたちの逸話を描いた4コマ漫画。 青春時代のノスタルジーに浸れる内容で、毎シリーズ欠かさず読んでいる。プロレスマニアを自認する私にとって、ほとんどのエピソードは知っているものばかりで、読んでいて思わ・・・

読まな読まな

漫画から、小説、ノンフィクション、経済、ルポ、コラムまで。 油断すると、買ったは良いが、読まず終いの本が溜まっていく・・・

またどこかで 大人の流儀12

私的に、最もカッコいい大人と位置づけ、その生き様を吸収すべく読み続けてきた「大人の流儀」シリーズ。しかし昨年、著者が亡くなったことで、本書が最終巻となった。 伊集院静氏が最後に残した言葉を読むにあたり、自室で寝転がって読・・・

恐怖を失った男

お気に入りのアクション小説作家が、また一人増えそうな予感。 その名は M・W・クレイヴン。 私と同じ1968年生まれで、作家になるまでの経歴がとてもユニーク。イギリス出身の彼は16歳で英国陸軍に入隊し、12年間勤務。その・・・

ボクシングの見方が一発で変わる本

著者は元日本Sライト級チャンピオンであり、人気YouTuberとしても活躍中。言いたいことをストレートに表現する親しみやすいスタイルが魅力だが、その分アンチも多い一方、金融業界でも活躍する彼の発言には説得力があり、地頭の・・・

コロラド・キッド

作家デビュー50周年を記念して、次々と邦訳作品が刊行されるから、うっかり読み逃してしまわないか心配になる。 本書は『死者は嘘をつかない』に続く、最新の邦訳作品だ(だよな?)。表題作『コロラド・キッド』に、『浮かびゆく男』・・・

サブコンテンツ

このページの先頭へ