尾身発言
よくもまあ、いけしゃあしゃあと……。
そう思わずにはいられなかった。
同時に、彼のこうした発言が大きな問題にもならず流されていく世間の“記憶の軽さ”にも、あきれてしまう。
6月8日読売テレビ放送の『そこまで言って委員会NP』において、新型コロナウイルス感染症対策分科会長の尾身茂元氏は、
「私の私見を申し上げると、まず、有効だったかどうか、という話を結論から言うと、感染防止効果、感染を防ぐ効果は、残念ながら、あまりない、ワクチンです。
これ、リアリティです。
だから、ワクチンの予防、ワクチンを打ったら絶対もう感染しないという保証はないし、実際に感染した人が多い」
と発言し、その後データを提示して、
「このワクチンは、感染防止効果は、残念ながら、あまり良くない。
我々もがっかりしました。
ところが、重症化予防効果、特に高齢者における、これは間違いなくある※」
とも発言した。
同番組内で彼はこれ以外にも、当時かなり早い時期から、ワクチンを打つかどうかに関して、
「若い人は感染しても重症化しないし、比較的副反応が強いから、これについては、ま、本人たちがやられたいならどうぞ」
という発信をしたが、TVの記者会見では取り上げられなかったという趣旨の発言をした。
※「高齢者における重症化予防効果はあった」と言いながらも、その根拠となるデータにバイアスがあるという指摘に対し、尾身氏はあっさりと同意。
「スタディとしては完璧なデータではない」と、自ら認めた。
ちなみに、ここでいう「高齢者」とは70歳以上を指している。
禍の真っ只中、私は孤立しながら必死に叫んでいた。
いま、この尾身発言が放送されて「ざまあみろ」と思えるかと自問したが、正直、こみ上げてくるのは世間に対する虚しさと、ただただアホらしさだけだった。
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