カポーティ

長期未観第3弾。
2005年アメリカ製作、作家のトルーマン・カポーティが代表作「冷血」を書き上げるまでの過程を描いた伝記映画

予告編でもわかるが、カポーティの高音でか細く、それでいて高慢で嫌味(本人はジョークのつもりだろうが)な口調が、鑑賞直後から不快で途中ギブアップしたままだったのを、数年ぶりに頑張って観直した。
「ティファニーで朝食を」の原作者でもあるカポーティは、「冷血」で実際に起きた一家殺人事件を題材に小説的な技法を用いて、ノンフィクション・ノベルという新たなジャンルを切り開き、彼自身最大の成功を収めた。

本作の最大の見どころは、
密着取材した殺人事件の加害者が死刑執行されないと自分の作品が完成されない。
しかし加害者と心が通じ合うようになり、死刑を望む気持ちと加害者に生きてほしいという気持ちの二律背反に苦しむ。
そして最終的に死刑執行の場にカポーティも立ち会う。
「冷血」の執筆活動のせいで、カポーティ自身の人生が破壊された。
「冷血」は彼の作品中最大の成功だったが、最悪の失敗でもあったということ。

カポーティ自身はアル中で59歳で亡くなっているので、本作にも飲酒シーンが多く見られる。
前作の「天使の分け前」も酒の話だったし。。。
あっ、これらって数年前読んだ「ウイスキー アンド シネマ」で、観たくなって入手した作品でした。
N師匠、今頃になって鑑賞しましたよ。

とりあえず感化されて今夜も呑みます。

1つ星 (2 投票, 平均: 1.00 / 1)
読み込み中...

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ