嫌なこと

急な食欲不振でうっ滞などを疑い、飼主さんにさまざまなことを問診します。
「飼育環境は?」
「餌は?」
「最近それらに変化はありましたか?」
最後に、本来なら当然気をつけていてほしい点ではあるけれど、念のために「誤食はありませんか?」と伺うと、
「それが、うちの子、しょっちゅういろんなものを食べるんです」と答える飼主さんがいます。
それを聞くと、正直なところげんなりしてしまいます。

とはいえ昔のように言葉を強めることはせず、
「それはウサギの飼育管理として絶対に避けるべきことです」と伝えます。
すると、「じゃあ閉じ込めて飼えばいいんですか?」と返されることが少なくありません。
その一言で、私はそれ以上会話を続ける気力を失ってしまいます。

本気で、愛兎を水槽の魚や籠の中の鳥のように自由を奪って飼うことを、私が勧めたら従うつもりなのでしょうか。
それ以外にも、自由を尊重しながら誤食を防ぐ方法はいくらでもあるはずです。
それなのに、あらゆる答えをこちらに委ねてくる姿勢に触れると、
「思考停止」「指示待ち」「受け身」「主体性の欠如」――
そんな言葉が頭をよぎってしまいます。

もちろん、そうではないと信じたい気持ちもありますが、どこか他人事のように感じられてしまい、やるせない思いになります。
果たして、厳しすぎるのは私の方なのでしょうか。

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