Electric Eye
私的 HM(ヘヴィメタル)究極の1曲。
イギリスのヘヴィメタルバンド、ジューダス・プリーストの1982年作『Screaming for Vengeance』の2曲目。
リリースから40年以上経った現在では、“ヘビーメタルの古典・教典”として語り継がれている。
ロブ・ハルフォードの黒レザーとスタッズを基調としたスタイルは、当時のゲイ・カルチャー、S&Mファッションから強い影響を受けており、ここからヘヴィメタル・ファッションのイメージは決定的になった。
見た目も音楽性も、このジャンルの礎を築いた人物として、彼は「メタル・ゴッド」の称号を得ている。
ヘビーメタルというと、乱暴・粗雑といった誤解を受けがちだが、この曲は実に知性に富む。
題材は、1949年に発表されたジョージ・オーウェルのディストピア小説『1984年』。
だが、単なる引用にとどまらない。
原作の〈監視〉をはるか先に進め、カメラは強力な衛星へと進化し、選出し、証拠となる写真を撮り、国を清潔に保つ。
民主主義国家の顔をした現代の監視社会を描写しており、“先見の明がある”と評されるゆえんでもある。
そして40年以上経った今も——
ライブでは随一の盛り上がりを誇るキラーチューン。
若い世代にもコピーされ続ける、まさに HM 代表曲。
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