新キャッスル……嫌いだわ

今朝の新聞を読んで、その建設理由を初めて知り、正直がっかりした。
たまにはイキって金持ち風情を味わってやろうかと、「いつか贅沢に滞在してやるぜ!」なんて嘯いていたけど、全面撤回だ。

名古屋はこれまで「高級ホテルの少なさ」を指摘されてきたらしい。
世界のホテルを格付けする「フォーブス・トラベル・ガイド2025」には、国内50のホテルが掲載されているのに、名古屋はゼロ。
その影響もあってか、東京や大阪がインバウンド需要に湧く一方で、2024年の愛知県の外国人宿泊数は全国9位にとどまったという。

そこで「これまで素通りしていた世界の超富裕層が名古屋に泊まれるように」として、エスパシオ・ナゴヤキャッスルが開業した。
一泊25万円から。スイートルームは375万円。

でも、名古屋って本来「外需に頼らず、自分たちでなんとかやるからほっとけ」という気概のある街じゃなかったか?
排他的ではないから、ジョギング中にすれ違う外国人とも笑顔で会釈を交わす。
生活感やメンタリティを共有できる相手なら自然に分かり合えるから。
だけど、「想像の外の金持ちが跋扈する街」になるのなら、その感覚は大きく否定したい。

金儲けが悪いとは思わない。
だが「外の富裕層に選ばれるため」だけが理由の開発なら、市民の暮らしや誇りとは噛み合わない。
むしろ街の魂を、借り物の価値観で塗り替えてしまうのではないか。

やはり、こういう金儲け主義の風潮は間違っていると思う。
名古屋は、超富裕層の街ではなく、世界中の庶民が肩を並べられる都市であってほしい。
汚なシュランの居酒屋で、よその国の人間と肩寄あって馬鹿話できるーーそんな都市の方が唯一無二じゃない?

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