緊張時に身体を伸ばすウサギ
ウサギにとって診察台の上は、「これから何か怖いことが起こる」と察知して、強い緊張に包まれる場所です。
多くのウサギは、決まって身を屈める姿勢を取りますが、中には身体をピーンと伸ばして固まる個体もいます。
例えるなら、『天才バカボン』に登場する「ウナギイヌ」のような姿勢です。

私が診てきた限りでは、そうしたウサギたちも問題なく年齢を重ね、健康に過ごしています。
この「身体を伸ばす」反応の理由としては、
・神経や筋肉の感受性の個体差
・遺伝的な筋緊張バランスの偏り
・性格や学習による行動パターンの違い
などが考えられますが、最もしっくりくるのは「緊張のあまりフリーズしてしまうタイプ」という見方です。
つまり、「身体が伸びている=リラックスしている」とは限りません。
むしろ、身を屈める代わりに、緊張のピークで硬直している可能性があるのです。
レントゲン検査等で異常がなく、普段の生活にも支障が見られないのであれば、それは「この子の個性」として受け止めてよいでしょう。
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