とは言いつつも…

前回の続きです。

とは言いつつも、満足のいく診察を行うためには、やはりウサギ自身のコンディションが最低限保たれている必要があります。

例えば、重度の貧血や神経症状、呼吸困難、15歳を超える超高齢ウサギ、あるいは過度な肥満で身動きすら取れないような個体では、飼主さんとの情報交換や、こちらが実施したい検査・処置・治療が、すべて満足に行えないケースもあります。

そのような場合には、まず診察中に命を落とさせないことを最優先に、プライオリティ(優先順位)を設定実施し、一旦回復を図ったうえで、後日の再診につなげる判断をすることになります。

イヌやネコと異なり、ウサギの場合は「こんな状態になるまで、どうしていたの?」というケースが珍しくありません。
だからこそ、飼主さんがほんの少しでも違和感を覚えた時点で、ためらわずに来院していただくことを強くおすすめします。

大切な愛兎の命に関わる場面で、飼主さんが「死ぬほど心配」するよりも、「なーんだ、そんなことだったのね」で済む方が、結果的に医療費も抑えられるはずです。

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