上げられた

診察室での様子を撮影することは許可しているが、SNSへの投稿は固く禁止している。

録画した映像は、あくまでも飼主さんご自身の学習のために使ってほしいのであって、自身の「他力本願で安易な承認欲求」を満たすために濫用されるのはご免こうむりたい。

そんなふうに利用されれば、当院と直接的な関係のない、顔も知らない遠方の第三者から、突然「◯◯ってどうなんですか?」と図々しく質問が飛んできたりすることにもなりかねない(実際過去にあった)。
そんなことになったら……私は多分、ブチギレる。

毎回現場でしっかり前置きして「撮影は可、SNS投稿は不可」と伝えているのに、今日、スタッフから「SNSに上がってるよ」と診療中の様子を見せられた。

私の顔、声、診療の手技・技術まですべて、約束を破ってバッチリ晒されている。
その投稿者の書く文章といえば、文章というより単語の羅列で、稚拙極まりない……まあ、SNSではそれが当たり前なのかもしれないが。

こういう人間には、おそらく、私がブログに「挙げる」言葉と、己がSNSに「上げる」言葉の違いすら理解できないのだろう。

そんな人間に自分の診療が“利用”されたと思うと、なおさら腹立たしい。

「撮影してもいいけど、ネットには上げないでね」

「はい、もちろんです」

たとえ口約束でも、大人なら守ってくれよ。
……と、こうして発すること自体、こういう人間には無意味なのか?

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