ペレット残す、からいろいろ考察
先月からスナッフルの治療を始めた、そらちゃんが再診で来院した。

飼主さんが気にしていたのは、「スナッフルは良くなってきたのに、ペレットを残すようになった」という点。
彼女は体重800g台の極小品種。
それにもかかわらず、治療開始時より体重が50g増えていた。
「体重が増えているということは、食欲そのものは落ちていないのでは?」
スナッフルによる鼻汁が減少すれば、呼吸が楽になるため、咀嚼や摂食も快適に進むはず。
また、ヒトの風邪と同じように、スナッフルで「味覚異常」や「喉の痛み」が生じていた可能性も、理論上は否定できません。
もちろん、それを確認・証明することは困難ですが、もしそれらが改善してきたのであれば、食欲も自然に戻ってくるでしょう。
つまり、スナッフルの改善によって呼吸や嗅覚、咀嚼の快適さが回復し、それに伴って食欲が増し、体重が増加した——この流れが、もっとも筋の通った考察だと思われます。
さらに問診を進めたところ、飼主さんはペレットを目分量で与えていたことがわかりました。
体重800g台のウサギにおけるペレットの適正給餌量は、1日あたり8〜12gとごく少量です。
目分量では、つい多めに与えてしまっている可能性も否定できません。
そのため、帰宅後はフードスケールでしっかり量って与えてもらうことにしました。
もしかすると、スナッフルの治療によって呼吸や味覚・嗅覚が回復し、牧草の美味しさを改めて実感してくれているのかもしれません。
そして、そちらの食べが進んでいる——だとすれば、それはとても喜ばしい変化だと思います。
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