軟便のウサギ2

ふと胸部の状態が気になり、前回(1年前)のレントゲン撮影像と比べてみると。

(1年前)
832_1568_20130313175128.0

(今回)
832_3241_20150408104200.0

心臓が肥大しているのが判明しました。
ダブル聴診器で飼主さんと一緒に心音を聴いてみると、心臓の左側に雑音がありました。
ポーズを変えて撮影すると心肥大が明瞭になりました。
832_3242_20150408104753.0

結果、このウサギは消化管ではなく心臓の疾患があり、それを治療する必要があると診断しました。
心臓の治療を進めていけば、全身の血液循環が改善されて、消化管機能も復活してくるであろうと推測されます。
過去の検査データと比べてみることが、診断の手助けとなった症例でした。

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