詮無い
「親の心、子知らず」というが、それは親子に限った話ではない。
「医者の心、患者知らず」「旦那の心、嫁知らず」「彼女の心、彼氏知らず」――どんな関係でも、互いの心は案外見えないものだ。
どれだけ大切に思っても、「あいつの心、俺知らず」「俺の心、あいつ知らず」。
ならば、見返りを求めず、自分の気持ちだけで動けばいい。
もし伝わらなかったら、それは「縁がなかった」ということ。
今朝、それを痛感する話を聞いた。
若い頃は、相手と分かり合えないことに必死にもがいた。
歳を重ね、経験を積み、言葉を尽くせば、いつか伝わると信じていた。
だが、現実は違った。
相手が気づかなければ、何をしても、何を言っても届かない。
だから、もう「縁がなかった」と割り切るしかない。
――悟りか?
いや、ただの言い訳かもしれない。
その心情を、今朝の相手にも伝えた。
それは、いい歳したオッサンになっても痛感することなんだから、「詮無い」ことなんだよ。
気にせず、我が道を行きな。
(4 投票, 平均: 1.00 / 1)