飼主さんも聞きたい?
以前にも話したように、現在姉が当院の仕事を手伝いに来てくれている。
もともと動物好きで、ウサギはもちろん、イヌやカエルに至るまで飼育歴があるため、そろそろ習得できるでしょうと、診察室でウサギの保定法を事細かに説明しだした。
「こうするとウサギは動かなくなるけど、逆にこうしてしまうと隙が生じて、ウサギが逃げようと暴れるから」
「愛情深く撫でたりする必要はない。そもそも彼らは基本的に我々のことを好いているわけじゃないからね。好かれることが目的の仕事じゃないから。それよりも隙を見せないことが大事」
「一匹一匹触れたときの緊張度合いで、その子のそのときの機嫌や性格を読み取れる」
「読み取ったウサギの様子を見極めて、先手を打つとウサギは降参して大人しくなる」
「ただ、それも短時間だけ。手際が悪いとすぐに機嫌を損ねるから」
「ウサギは気難しいお客様だと思って接する。でも主導権はこちらで握る」
ほんの些細な触れ方の違いだけで、ウサギの態度は変わる。
個体によってその反応も異なる。
加えて彼らは人間を見て、判別して、態度を変えている。
人によって反抗もすれば、従順にもなる。
実際にその変貌ぶりを、診察時に目を丸くして見た飼主さんも多いでしょう。
だから、ひたすら数をこなして実践を積み重ねて、攻略法を習得していくのだが、最初のうちは頭で理解できるように、私やスタッフが細かく教えている。
気がつけば、一緒に飼主さんも真剣に頷いていた。
愛兎と一対一、数こなす必要のない飼主さんでも、こういうことに興味あるのかな?
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