なんか沁みますね
表題は、飼主さんが言った言葉です。
老齢ウサギの目が見えていないようだ、ということで来院されました。
診察台の上で診てみると、白内障も進行しており、飼主さんのおっしゃることは正しいようです。
さらに、間近で大きな破裂音を起こしても身体がまったく反応しないため、耳も聞こえていない可能性があります。
老化による視力・聴力の消失が見られます。
今後は「見えない」「聞こえない」を前提とした飼育環境を整える必要があります。
給水器は器式で、飲みやすい高さに調整できるものを使用する
餌場は壁付けではなく床置きにする
ソアホックや褥瘡予防にバスマットを利用する
段差にはスロープを設置する など
帰り際、飼主さんは「なんか、自分の将来を見ているようでつらいですね」と老齢の愛兎を憂いました。
そこで私は次のように言いました。
「因果応報ですよ。しっかり介護して最期まで大切に飼ってあげれば、自分の老後も同様の愛情や施しを受けられるのではないでしょうか。その逆も然りです」
それに対する返答が表題の言葉でした。
歳とって、本気でそう思ってます。
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