トム・ゴードンに恋した少女

「ホラーの帝王」スティーヴン・キングが1999年に発表した作品の文庫版を読んだ。
主人公は9歳の少女、トリシャ・マクファーレン。
彼女は森の中で9日間も遭難する。
物語は、自然の脅威や恐怖と戦う彼女が、憧れの野球選手トム・ゴードンのイメージに支えられて生き抜く姿を描いている。
「少女が森でサバイバルする」というシンプルなストーリー。
それなのに、50を過ぎたいい歳のオッサンが老眼に鞭打ち、わずか2日で感動の中読破できた理由は、キング作品に必ず存在する“家族愛”に心を打たれたからだ。
特に本作では、離婚後の父親との絆がテーマの一つになっているため、感情移入せずにはいられない。
ラストで描かれる父親との場面は、本当に泣ける。
新生活が落ち着いたら、ぜひ娘にも読んでもらいたい一冊だ。
もちろん森で遭難する描写も、キング流ですごく怖いです。
なお、本作は映画化の予定もあるらしい。
当然観ます。
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