介護
老齢ウサギの介護は、一時的なものではありません。
始まると、愛兎が天寿を全うするまで続く、飼主さんの大切な役割となります。
ケージ内をバリアフリー化すると、その分こまめな清掃が必要になります。
また、愛兎自身で毛繕いができなくなることもあります。
その場合、当然飼主さんが毎日ブラッシングします。
もし自力での採食が難しくなれば、流動食などを使った強制給餌で体重の減少を防ぐことが必要です。
さらに、寝たきりになり床ずれが生じた際には、床材の改善や塗り薬の塗布などの対応を行います。
これらの介護は、一度始めたらずっと続けていくことになります。
もちろん、飼主さんにも社会生活がありますので、24時間つきっきりで愛兎の世話をするのは不可能です。
私も無理な要求をするつもりはありませんし、そもそもこうした状況を含めて、飼主さんは愛兎との生活を始めたと理解しています。
ですから、飼主さんご自身の社会生活を犠牲にすることなく、愛兎の介護を日々実践する方法を考える必要があります。
「そんなこと、自分にできるのだろうか」と思われるかもしれませんね。
ですが、当院の飼主さんたちは皆、イキイキとした表情で取り組まれています。
言葉を借りれば、「迷わず行けよ、行けば分かるさ」という心持ちです。
ただし、スムーズに介護を行うためには、愛兎が若い頃から飼主さんとの良好な関係を築いておくことが重要です。
良好な関係とは何か?
それは「主従関係」です。
この関係をしっかりと構築し、愛兎を適切にコントロールできるようになることが、介護を成功させる第一歩なのです。
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