センサー 2
前回の続き。
ウサギの洞察力の鋭さは、採血時にも実感できます。
当院では目隠し・タオルで包んで後肢の血管から採血するので、当然ウサギは注射器の鋭い針先見て怯えたりすることはありません。
そもそも注射=痛いという認識すらありませんので、処置時の緊張感を味わうこともないと想像します。
しかし、殆どのウサギが採血時に緊張で動きを止めます。
今は、抵抗しないで大人しくしていた方が良い、そうしてないといけないという理解している。
それは、採血する我々の緊張感を察知して、その場の雰囲気として判断しているようです。
もちろんヒトと同様、なかには場の空気が読めなくて、一番動いてほしくないところで必ず暴れる勘違いウサギも一部存在します。