王道ブルース
全日本プロレス・渕正信のプロレスラー半生記。
プロレスラー自伝本は、私的には打ち止めだったのに、帯の「モハメド・アリ 対 ジャンボ鶴田」に驚愕して購入、半日で読破した。
本書は著者がプロレスラーを目指してから、2002年元子夫人が全日本プロレス社長を勇退するまでの物語。
ライバル団体の新日本プロレスは先日50周年を祝ったが、猪木が株を手放した2005年以降激変したから、現在名前は残っていても、実質的な歴史は34年だと思う。
同様に考えれば全日本プロレスも2002年を最後とする、30年の歴史を繋いだ団体だったということか。
様々な郷愁に浸る一冊でした。