UFCと天皇
現在総合格闘技の本場はアメリカUFC。
しかしその原点は新日本プロレスから派生した藤原喜明、佐山サトル、前田日明によるUWFだ。
特に佐山サトルは、総合ルール、オープンフィンガーグローブ、8角形リングを考案し、自己の団体シューティングで実践した。
その仕組みをそっくりそのままアメリカUFCが、金に物言わせて我が物にした。
今月号のKAMINOGEに、佐山サトルのインタビューが掲載されている。
新日若手時代、イギリス遠征、タイガーマスク、シューティングと人生を振り返るのだが、自ら総合格闘技の基礎を作ったことを認め、8角形のリングは天皇の玉座を意味していると明かした。
ゴリゴリの保守思想の佐山らしい。
現在のUFCのリングが、玉座から来ているとは痛快な気分だ。