術後動いてもOK
当院では大小様々な手術を実施しています。
身体の大きさと比較して肺が小さいウサギは、麻酔をかけるのに注意を要する生きものです。
また、麻酔中は消化管運動が低下しますから、麻酔・手術は可能な限り安全に短時間で実施することを心掛けています。
手術が上手くいき麻酔から醒めてきたら、イヌ・ネコ以上に警戒心が強くストレスに弱い生きものですから、比較的早めに飼主さんの元へ返すようにしています。
退院後愛兎の管理を任された飼主さんはいろいろ大変だと思います。
薬を飲ませたり、食餌や排泄状況を観察したり、どこか痛いところは無いかと心配したり。
しかし、余程のことがない限り、患者さんの状態が安定してからお返ししていますので、過剰な心配は不要です。
自宅に帰って嬉しいウサギは、きっと動き回ります。
無理に安静にさせる必要はありません。
動いてくれた方が消化管機能の復活も早いです。
過激な動きでなければ制御する必要はありません。