ヤクザと憲法
2015年3月30日、地元東海テレビローカルで深夜放送された、同題番組の制作ドキュメンタリー。
この放送、残念ながら見落としてしまい、ネット評によれば番組より突っ込んだ内容ということで、本書を読むことにした。
なお番組は放送後映画化し全国で上映され、現在もロングラン中である。
暴排条例によって起きている、ヤクザとその家族に対する人権侵害の実態を、半年間の潜入取材によってレポートする衝撃の内容。
法律の解釈によって、ここまでのことがされているのか、と初めて知って驚きました。
巻末の安田好弘弁護士による特別寄稿は更に驚きの内容で、共謀罪法案が制定されそうな現在、自分たちにも他人事では済まされない緊張感が生まれそうです。
世論調査で賛成派が多いもんなー、ちゃんと考えてる?
それにしても書いてみて改めて思ったのだが、「ヤクザ」っていつのまにかドキッとする単語になってしまって、本題書くのも少し緊張する。
ネット検索エンジンの検閲で明らかにアウトなこの3文字(アウトレイジならセーフかも)、書けば書くほど検索順位を落とすこと必至なのだが、地元ローカルTV局が成し遂げた偉業を賞賛し、人権に対して改めて考える機会を与えてくれた本書登場人物の方々に敬意を表して、敢えて書いちゃったのであった。
あとで後悔するかも・・・いーや、しないっ。