Who’s the One

前回に続き、個人的に強い思い入れのあるWingerのサードアルバム『Pull』から、ラストを飾る「Who’s the One」
実はこの曲が個人的に大好きだ。

こちらもまた、非常に秀逸なアコースティック・バージョンを発見した。

前回も書いた通り、当時の自分の熱狂とは裏腹に、バンドはすでに人気低迷期に入っていた。
だからこそ今思えば、1993年11月、地元のクラブクアトロで体験した、キャパシティわずか500人程度の空間、信じられないほど至近距離で味わった彼らの卓越した演奏は、なんとも贅沢な時間だった。

彼らは昨年、アメリカのフェスティバル「ProgPower 2024」で、『Pull』を全曲演奏している。
それは、時代の流行に裏切られながらも持ち続けた執念が、20年以上の時を経て“復讐”へと転じた演奏だったのではないかと思う。
バンドと一緒に「ざまあみろ」と言いたいし、同時に、勤務医時代にズル休みしてクアトロへ足を運んだ当時の自分を、今更ながら誇らしく思っている。

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