K先生 逝去

「死」を題材にした話が続き、気が滅入るような思いですが――

大先輩であるK先生が、享年80歳でご逝去されました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

実は、私の「Last of Rabbit」であるイナバは、K先生から譲り受けたウサギでした。
K先生は動物病院を経営するかたわら、「ウサギと人間社会との共存」をテーマに研究を続けておられた獣医師の先達です。
ご自身でも多くのウサギを飼育しておられました。

私が先代の愛兎を亡くし、再びウサギを飼いたいと思ったとき、向かったのがK先生のもとでした。

そこで出会ったのが、イナバ。
一目惚れでした――いえ、彼はオスなので、一目で「同志」と感じてしまったのです。勝手ながら。

言うなれば、イナバの“元親”。
普段から特別親しいお付き合いがあったわけではありませんが、私にとっては運命を導いてくれた、そんな存在の先輩です。
つい感慨に耽ってしまいます。

半世紀以上も生きていれば、避けられないことかもしれませんが、大切な人との別れは、やはり辛いものです。
「歳月人を待たず」とは言うものの、できることなら、悲しい思いは少しでも少なくあってほしい。
そんなことを、しみじみと思ってしまいます。

K先生、本当にお疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。

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