陪審員2番
2024年アメリカ製作の法廷スリラー作品。
御年95歳、クリント・イーストウッド監督による最新作。
その話題性にもかかわらず、日本では劇場公開が見送られた。
興行収入も製作費には届かず、一見すると“失敗作”に思えるかもしれない。
ところが、批評家の評価は高く、ロッテントマトでは好意的なレビューが並んでいる。
これは、劇場公開の時代が終わり、配信が主流となった時代の象徴とも言えるのではないのか。
キャストには実力派の大物俳優が多数出演し、監督の実娘であるフランチェスカ・イーストウッドの姿も。
残念ながら、発売されたディスクには日本語吹替や特典映像は収録されていないが、それでも個人的には非常に満足度の高い作品。
イーストウッド作品といえば、常にヒューマンドラマが根底にあり、ラストにはどこか心温まる余韻が残る──そんな印象でしたが、
この作品では95歳にして後味の悪さすらも恐れず、観る者に深い問いを投げかける姿勢が貫かれている。
その姿勢に、ただただ脱帽です。
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