酒類仮説
人類の二足歩行が「フルーツ酒」に関係している。。。
この説を提唱したのは、アメリカの人類学者ロバート・ダドリーで、彼の著書「The Drunken Monkey(2014)」で述べられています。

実はあるコラムを読んで、以下のように深掘りしてみたくなりました。
私たちの祖先は、赤土の栄養不足ゆえに樹上のフルーツをお腹いっぱい食べられなくなったサルだった。
樹上のフルーツは強い霊長類に独占され、人類の祖先(類人猿)は地面に落下して熟したフルーツを拾い集めるしかなかった。
地面に落ちたフルーツは、微生物の働きによってアルコール発酵していた。
それらのフルーツを食べることによって、腐る直前が「熟して」一番美味しいという味覚を獲得した。
同時に、類人猿はアルコールの匂いや味を手がかりに、より栄養価の高い熟した果物を見つけていった。
つまり、アルコールに惹かれる性質は進化的に有利だった。。。という説。
そして、二足歩行との関係
ここからが面白いところです。
熟して地面に落ちたフルーツを探すことは、貴重な残り物の争奪戦だから、広い範囲を移動する必要があった。
地上で移動するには二足歩行が有利になる場面が出てきた。
両手が空くことで果物を持って帰れる
視界が高くなり、果物のある木を見つけやすい
エネルギー効率がよく、長距離移動に向いている
結果として、酒っぽい香りのする熟したフルーツを追い求める行動が、二足歩行を促進したのでは?
アルコールに対する「嗜好」は人類に広く見られ、遺伝子レベルでの適応も報告されています(アルコール代謝酵素の進化)。
類人猿も野生で自然発酵した果物を食べて「酔っている」様子が観察されたことがあります。
これは、単なる偶然ではなく、進化的な要因でアルコールと関係している可能性があるのです。
「酔っ払うくらい熟した果物を探してるうちに、気づいたら立って歩くようになってた」
面白い説ですね。
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