話を最後まで聞け 2

とはいっても、「話を最後まで聞く(ふり)」は実は得意なほうだ。

飲み屋で酔っ払いオジサン相手に使う常套手段だから。
要するに、自分にとってどうでもいい話であれば、相手の気持ちに配慮して
「どうぞ好きなだけ話してください。私は熱心に聞いているふりをしながら、別のことを考えてますから」
をする。

一方で「話を最後まで聞かない」ケースというのは、イチローばりに“結末が見えてしまった”ときだ。
大切な話や相談の全容を聞く前にゴールが見え、早く解決したくて口を挟んでしまう。
診察中の会話はまさにそれ。
そしてこれは、狩猟時代から受け継いだ男の遺伝的心理構造でもあるらしい。

さて、問題は「女性の涙」だ。
これは同性である女性に聞くと、見方がまるで違う。
信頼している女友達はこう言った。

「人前で容易に涙を流すとすれば信用できない、胡散臭い女の典型よ」
「自分のそういう涙を見て、相手がオロオロしてくれたら“しめしめ”って思っちゃう」
「他人に見せる涙なんて、半分以上は本気じゃないんだから」
「私なら、好きな男が自分の涙で動揺したら、逆に冷めちゃうわ」

なるほど。なんとなく真実な気がする。

あっ、もちろん今朝のYさんの涙は別物です。
ご自身のことだと思って気を悪くしないでくださいね。
あくまでも“涙”という現象の両面性について書いただけのことです。

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