堤聖也 vs. ノニト・ドネア

WBA世界バンタム級暫定王者ノニト・ドネアと、団体内王座統一戦で同級王者・堤聖也が戦うという、WBAならではのややこしい位置付けの試合。
しかし、そんな事情がどうでもよくなるほど興奮必至の一戦でした。

スロースターターの堤選手――というより、相手に打たれてから“ゾンビモード”に入り、激闘を作り上げる彼の真骨頂が存分に発揮された衝撃の試合でした。
大方の予想通り、前半は「フィリピンの閃光」ドネアの左フックの圧に押され、ポイントを献上。
4R終了10秒前、変則的な右アッパーを被弾した場面では、あわやダウンかと思わせる堤選手の大ピンチもありました。
しかし、そこからの反撃はさすがゾンビモードの堤選手。
日々、命を削るような練習の賜物とも言える無尽蔵のスタミナで、老獪なフィリピンのレジェンドに打ち勝ちました。

日本のアニメや宮本武蔵を愛する親日家のドネアにも多くのファンがいるだけに、この試合は正直どちらにも勝ってほしかった。
それでも、そんなセンチメンタルな感情すら吹き飛ばしてくれる、今年最大級の興奮試合でした。

一夜明けて試合後の勝利会見。

痛々しい鼻骨骨折。
さすがの打たれ強い堤選手も、今後しばらくは養生してもらい、万全の態勢で次戦に挑んでもらいたいです。
彼のスカジャンモデルが販売されたら、買います!!

……それにしても、今年はいったい何試合「今年最大級のボクシングマッチ」を観ただろうか。
本当に、バンタム級は贅沢な時代になりました。

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