貧血を伴う手術後は
画像のウサギは4歳のメス。

重度の貧血を伴う子宮血腫で、このままでは出血が進み命に関わる状態のため、昨日緊急手術を行いました。
そして一夜明け──今朝から見事な食欲。用意した牧草を何杯も平らげてくれています。
私の経験上、このようなケースでは術後に食欲が一気に戻る(むしろ増す)子がとても多いです。
その理由としては、
1,子宮摘出により、腹腔内の“持続する痛み刺激”が消える
2, 大量の血腫による圧迫症状が解消し、腹部の不快感がなくなる
3, 手術前の“省エネモード(食欲低下)”が解除される
貧血・慢性疼痛・炎症で、体が節約モードに入っていましたが、刺激源がなくなるとブレーキが外れ、反動でよく食べるようになります。
4, 術後の疼痛管理(鎮痛薬)がしっかり効いている
5, 子宮疾患に伴うホルモン異常が解消され、胃腸運動が回復する
が挙げられます。
さらに、この食欲増進は
「貧血を回復させるために、身体が血液を作るエネルギーを確保しようとする生理反応」
にも引き継がれるため、しばらくの間しっかり食べてくれる子が多いのです。
……まあ、難しい話はここまでにしておきましょう。
とにかく今は しっかり食べて元気を取り戻すことが最優先。
でも──
オヤツはあげちゃダメよ。
貧血時は特に。
何故かわかります?
考えましょう。
正解は来院時に教えます。
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