読むウサギ

飼主さんが動物病院の話をしたり、キャリーを運んでくると、ほとんどのウサギは緊張する。

その後の展開を予想して、恐怖するのだ。
ちゃんと想像力が働き、思考しているのである。

その恐怖心を少しでも和らげたいなら、飼主さんは「動物病院」や「○○先生」という単語を、愛ウサギの前では禁止ワードにしたり、直前までキャリーを見せないような気遣いをしたほうがいい。
逆に、動物病院へ行く用事がないときに、わざと行くそぶりを見せ、何度か空振りさせることで、恐怖心が和らぐ可能性もある。

でも、愛兎が長生きしてくれたら、自然と耳も遠くなり、目も見えにくくなる。
そうなると、そんな気遣いは必要なくなる。
「うちの子は、いつからか通院道中のケージの中でも、ぐっすり寝ているようになった」
という老齢ウサギの飼主さんの報告を聞いて、そう思った。

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