親子を飼育するにあたって
生後1ヶ月ちょっとの子ウサギと母ウサギを一緒に迎え入れた。
新しい環境は2匹にとってストレスだったと考えられる。
子ウサギと母ウサギを個別に分けて飼育したところ、子ウサギに斜頸様の一過性の神経症状が見られた。
強いストレス反応と判断し、数日後に母ウサギの元へ戻したところ、今度は母ウサギが子ウサギに対してマウンティングを行った。母ウサギの心理は何だったのか?
子ウサギのためには、再度母ウサギと同居させた方がよいのか?
生後1ヶ月の子ウサギにとって、「母ウサギと引き離されること」は非常に大きなストレスです。
この時期はまだ精神的にも肉体的にも未成熟であり、母親の存在が安心の拠り所となっています。
急な隔離は、神経症状(震え、バタつき、虚脱、斜頸様姿勢など)を引き起こす要因になり得ます。
母ウサギが再会後にマウンティングした理由としては、以下の可能性が考えられます:
■ 支配行動(順位確認)
環境変化や一時的な隔離により、母子の関係性が揺らいでいたため、再会に際して母ウサギが自らの優位性を示す行動としてマウンティングを行った可能性があります。
■ 識別の混乱
隔離中に子ウサギの体臭が変わってしまった(他の匂いが付着した、洗われたなど)ことで、母ウサギが子を「自分の子」と認識しづらくなっていた可能性もあります。
ウサギの親子関係は、主に嗅覚で記憶されています。
子ウサギが極度に怯えておらず、マウンティングが短時間・儀式的なものであるなら、同居は継続してよいと考えられます。
むしろ、母親の存在が子ウサギの精神的安定に寄与する可能性が高いです。
ただし、母ウサギが執拗に追い回したり、噛みつく、威嚇するなどの拒絶反応をみせた場合は、同居は難しくなります。
母子の分離は慎重に行う必要があり、そのタイミングや方法を誤ると、行動や健康に悪影響が出ることがあります。
今回のように、「離す時期が早すぎた」あるいは「方法に知識が足りなかった」ことが、問題の複雑化を招いた例と言えるでしょう。
【追記】
午後、飼主さんから報告がありました。
母ウサギが子ウサギを受け入れ、授乳している様子が確認できたとのこと。ひとまず安心です。
とはいえ、新しい飼育環境に慣れるまでには、およそ1ヶ月はかかると思われます。
引き続き、慎重かつ注意深く見守っていくことが大切です。
あわせて、飼主さんには月末に開催予定の「うさぎの勉強会」への参加をおすすめしました。
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