薬は飲ませ切ってほしい

前回のうっ滞治療から

来院時に行う注射治療に加え、数日分処方される内服薬は、指示通りすべて飲ませ切ってください。
劇的に症状が改善し、元気になって普段と変わらない状態に戻ると、飼主さんの中には、投薬を面倒に感じたり、薬に抵抗を持ったりして途中でやめてしまう方もいます。

しかし、処方した私の立場からすると、万が一再発し、それがさらに悪化して、同じ治療をやり直しても効果が出ず、難治性や慢性化してしまった場合、「あの時、説明通りしっかり薬を飲ませ切っていれば…」と後悔せざるを得ません。
愛兎に「もしも」の事態が生じた場合、飼主さんは自分を責めてしまい、大きな悔いを残すでしょうし、私自身も非常に残念に思います。

例えば、うっ滞は精神的なストレスが原因で引き起こされることもあります。
それは飼育環境の変化や、近所の工事の音、塗装の匂いなど、さまざまな要因が関係します。
これらの原因が取り除かれない限り、注射で一時的に回復しても、再び悪化する可能性があります。
そんな状況で、完全にストレスを回避することが難しい場合、ストレスと共存しながらうまく生存していくためのサポートとして、数日間分の内服薬が必要になることもあります。

どうか、処方された薬は最後まで飲ませ切ってください。

「そんなこと言って、せんせいの売上伸ばしたいんでしょ?」という下衆の勘ぐりはやめてくださいね。
私は、利益より安らぎが欲しいのです。

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