良質な肥満

ウサギのなかには、家畜の血が強く飼養効率が良いのか、適正な餌を食べていても太り気味になる個体がいます。
個人的には、ミニレッキスに多いように感じます。

ただ、こうしたタイプのウサギは肥満といっても、“質の良い肥満”です。
見た目にはややふっくらしていますが、筋肉量がしっかりしており、体脂肪が局所的に偏っていない(特に胸・腹部)。
動きも軽快で、呼吸も安定しています。

牧草中心の食生活を維持しながらも、体型がふっくらしているウサギは、いわば「アスリート体型に近い太り方」。
ペレットを制限し、牧草を多く摂っている場合、高繊維の消化運動によって腸がよく動き、同時に下顎・頬・四肢などの骨格筋が自然に鍛えられます。
結果として、“筋肉に支えられた重さ”がつくのです。

一方で、「質の悪い肥満」は、ペレットやおやつ中心の高カロリー摂取と運動不足が原因。
腹部や臀部に脂肪がつき、グルーミングがしづらい、爪切り時にお腹が邪魔になる、足裏や関節に負担が出る――
これが典型的な体脂肪優位の肥満です。
代謝異常、肝疾患、消化不良などのリスクを高めます。

画像は、アスリート太りの そめじろう。
来院された奥様に伺うと、ご主人はトライアスリートだそうで。
……やっぱり、飼主に似るんでしょうかね。

しかも私と同様に名城公園を走り、ブログを読んで「ボクシングにも興味がある」とのこと。
どうぞどうぞ、こちらの世界へもお越しください。

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