第三眼瞼腺脱出 2
調べたら10年ぶりの投稿でしたので、改めて詳しく書こうと思います。
ウサギの第三眼瞼(瞬膜)は、目の内側(鼻側)にある半透明の膜で、異物や乾燥から目を守る役割を持っています。

また、その根元には涙の産生する第三眼瞼腺が存在します。
この腺は雄性ホルモンの影響を受けるため、未去勢の雄で大きいです。
第三眼瞼腺が感染によって腫れ上がると、常時目の外側に脱出します。
脱出が特に多く見られるのは、短頭種で目が大きい品種に多い傾向があります。

第三眼瞼腺脱出が起こりやすい品種
ネザーランドドワーフ
小顔で目が大きく、眼球が前に出やすい(浅眼窩)。
目の乾燥や炎症が起きやすく、結膜炎や角膜潰瘍が原因で瞬膜腺が脱出することがある。
ホーランドロップ
垂れ耳で耳の病気(中耳炎・内耳炎)が起こりやすい。
耳の奥の炎症が神経に影響し、ホルネル症候群(脳と眼をつないでいる神経線維の分断)を引き起こして片目の第三眼瞼腺が脱出することがある。
ライオンヘッド
目が大きく、顔の毛が多いことで目に刺激を受けやすい。
目の異常が起こりやすく、二次的に第三眼瞼腺が脱出するケースがある。
ウサギは視野を妨げられるため、麻酔下で切除する必要があります。
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