流動食サンプルを渡すとき
治療を「重ねる」
文字どおり治療を繰り返して、症状が改善してきても、なお自発的に、前向きに食べられないウサギがいる。
そんなとき、当院ではウサギ用流動食による強制給餌を実施する。
とはいえ、来院時に私が行うだけでは足りない。
結局のところ、自宅での継続が必要になる。
ここで私が注目するのは、飼主さんの知識と技術。
過去に経験があり、手慣れている方なら何の心配もなく流動食をお渡しできる。
だが、まったく自信のない方、そもそもやろうとしない方、依存心が強い方には無理強いしない。
そうすると飼主さん自身が病んでしまうから。
その場合は私が行うので、できるだけ通院してもらう。
一方で、未経験でも強い意志を持っている方がいる。
その “やる気スイッチ” が入った瞳を見れば、すぐにわかる。
そんなときは、これまでにかかった治療費に、さらに出費(流動食代)が重なるのが不憫で、そして何より「頑張ってほしい」という気持ちから、「小分けサービス」することがある。

「試しにやってみて、上手くできたら、次から購入してくれればいいから」と。
これを読んで「お試しくださ〜い」なんて言わないでね。
差し上げるのは、私が飼主さんの“やる気”を確かに感じ取ったときに限ってだから。
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