水が大事
11歳になるホーランドロップ。

「お腹が張っている気がする」というのが飼主さんの主訴でした。
触診し、レントゲンまで撮影しましたが、私としてはその印象には同意できませんでした。
それよりも気になったのは、被毛のパサつきと皮膚の弾力のなさ。
その触感が、飼主さんには「張っている」と感じさせたのかもしれません。
お話を聞くと、給水ボトルで水を飲ませているとのこと。
以前、器での給水の重要性についてお伝えしていましたが、「口元が濡れる」「耳が入る」「手を突っ込む」といった理由で、結局ボトルに戻されたそうです。
体重が2kg近いこの子なら、1日300mlほど飲んでいてもおかしくないところ、実際にはその1/4ほどしか飲めていないとのこと。
それでは脱水にもなります。
顔や体の一部が濡れることよりも、脱水や腎不全といった命に関わるリスクのほうを重く見てほしいと思います。
ウサギだって、新しい飲み方に慣れるには少し時間がかかります。
最初にちょっと濡れたぐらいで、すぐに元のボトルに戻してしまうのは、非常に残念なことです。
とくに年齢を重ねた子にとっては、なおさらです。
「気楽に」「好きなだけ」水が飲めることは、本当に大事なこと。
これからの季節、それを何よりも大切にしてほしいと思います。
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