手術する年齢について
ウサギの開腹手術、たとえば子宮癌の摘出手術が必要になった場合、飼主さんが最も気にされるのは「安全に乗り越えられるのか」という点でしょう。
ウサギの子宮癌は4歳頃から発生率が上がるといわれています。
4歳で見つかる子もいれば、9歳や10歳で発見されることもあります。
もちろん、手術の危険度は年齢だけで決まるものではありません。
心臓・腎臓・肝臓の状態、体重や栄養状態、食欲の有無、腫瘍の進行度、血液検査結果などを総合的に評価して判断します。
ただ、分かりやすく年齢を目安にすると、一般的には次のように考えられます。
4歳までは比較的低リスク
5〜6歳でややリスク上昇
7歳からハイリスク域
9歳以上は高度ハイリスク
あくまで目安ですが、一つの参考にはなるでしょう。
私はよく、「ウサギはヒトよりもずっと速いスピードで歳を重ねる動物」というイメージでお話しします。
単純に約10倍、と考えると分かりやすいかもしれません。
たとえば、自分が同じ病気になったとき、手術を受けたいと思う年齢はいつ頃でしょうか。
40歳までは低リスク、
50〜60歳でややリスク上昇、
70歳からハイリスク域、
90歳以上は高度ハイリスク。
そう置き換えると、少し実感が湧いてくるのではないでしょうか。
大切なのは「何歳だからやめる」ではなく、その子が今どんな状態で、手術によってどれだけのメリットがあるのかを一緒に考えることだと思っています。
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