怪我したら

もともと、反射神経は鈍いほうだ。
ウサギじゃなくて、私の話。

子どもの頃は、姉のプロレス技の実験台にされて、しょっちゅう泣かされていた。
パンチなんて、一度だってよけれた記憶がない。
運動部に入ることもなく、ただフラフラと遊びながら学生時代を過ごした。

そんな私も、40歳を過ぎてから「このままじゃまずいな」と思い立ち、反射神経の衰えに少しでも抗おうとジム通いを始めた。
三日坊主の常習犯なのに、なぜかこれだけは続いている。
奇跡とまでは言わないが、自分でもちょっと感心している。
おかげさまで、同年代のオッサン連中の中では、まあまあ俊敏に動けるほうだと思っている。

先日、油断していたわけではないが、久しぶりにやられた。

とはいえ、大したことはない。
治療もせず放っておいたし、入浴時に少ししみた程度。
イヌやネコに比べれば、ウサギなんてまるで平和なもんだ。
あちらは肉食動物だから、こちらが怖がらせたり怒らせたりすると、結構本気でやられる。
そう考えると、ウサギ相手に「身の危険」を感じる場面は、まずない。

ただ、ウサギはイヌやネコよりも何倍も繊細で、弱い生き物だ。
だからこそ、こちらにはそれなりの注意力と、変化を察知する感覚が求められる。
触れる前の観察と見極めが、本当に大事になる。

今回やられたのも、私の見極めが甘かったか、動きが鈍かったか、要はそういうことだ。
だから、暴れたウサギを責める気持ちはまったくなくて、むしろ「何か見落としでもあったのかな?」と心配になった。

これは、私ひとりの話じゃない。
スタッフ全員が、そういう意識で日々ウサギたちと向き合っている。

1つ星 (8 投票, 平均: 1.00 / 1)
読み込み中...

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ