待合室の音

元来被食者で警戒心が強いウサギ。
彼らを診察室で処置する際「いいか、頼むからここでは暴れるなよ」と、ほんの僅かな時間じっとしてくれるよう念じることは多い。

当院、獣医師独り、スタッフ2人の弱小病院なので、待合室の音が診察室に丸聞こえ。
診察室の人間全員が緊張感に包まれる処置中、待合室で突然の物音、子供の雄叫び、携帯の着信音などが原因で患者さんが暴れてしまうと。。。そりゃ凹む。
昔なら「チッ!」と舌打ち必至だった。

でも今はそんなことしない。
この歳になって、念じても上手くいかないこと、公私共に学ばせてもらった。
仕切り直して、心入れ替えて、冷静さを取り戻し、再チャレンジすればいいのよ。
原因となった待合室の人間にも非はない。

ただ、初めから動物病院という場所をわきまえず、デリカシーのない音を発する方には予め注意します。
受け入れるか、外で待つか、怒って帰るかは、その方の自由です。

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