勉強会で答えられなかった質問
本日の勉強会終了後、「ウサギにとって危険な木材って何ですか?」というご質問をいただきました。
「あれ?なんだっけ?昔どこかで触れた記憶があるんだけど……」と頭をひねったものの、結局その場では思い出せず、宿題として持ち帰らせていただきました。
帰宅後に調べたところ、10年前の自分のブログに「トイレのチップ材」について書いていたのを発見。「松と杉はダメよ」と、ちゃんと書いていました。
せっかくなので、もう少し深掘りしておきます。
松と杉のチップはなぜ危険なのか?
「松や杉を素材にしたチップがウサギに肝障害を引き起こす可能性がある」という報告は、過去の文献や研究で指摘されたことがあります。
これらの針葉樹は、フェノール類などの揮発性化合物を放出します。
これらの物質が小型哺乳類、特に肝臓の代謝に影響を受けやすい動物にとって、負担になる可能性があると考えられてきました。
ただし、これは主にマウスやラットなどのげっ歯類を使った研究に基づいており、ウサギに対する直接的な証拠は多くありません。
それでも、予防的な観点から、獣医学的・飼育的な立場では「松・杉など針葉樹系の未処理チップは避けるべき」というのが現在の主流の考え方です。
では、どんな素材が安全?
たとえば広葉樹系チップ(例:アスペン)は、フェノール含有量が少なく、比較的安全とされています。
また、紙製の床材や再生紙ペレットなども、吸湿性や消臭性の面で優れており、一般的に推奨されています。
とはいえ、どんな素材であれ、ウサギが誤って食べてしまうリスクは常にあるため、私は個人的にチップの使用自体をあまりおすすめしていません。
たぶんそのせいで、10年前に書いた内容がすっかり記憶の彼方に行ってしまっていたのでしょうね……。
では、ウサギ用に適したトイレとは?
今日の講義で「耳にタコができるほど」ご説明しましたよね?
参加者の皆さん、ぜひご自宅でしっかり実践してください!
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