介護に思う

老いゆく愛兎の飼育には、言うまでもなく飼主さんの“介護”が必要になります。

持病が治ることはなく、投薬で症状の進行を抑えながら、少しでも穏やかな時間を伸ばしていく。
思うように動けない身体を支え、排泄や姿勢の補助をする。
自力での採食が難しくなり、体重が落ちていくようなら、強制給餌で調整する日々になるかもしれません。

病気と老いに逆らいながら生きようとする愛兎の生活を、飼主さんが支え続ける。
これが“介護”の現実です。

そして、そんな毎日を続けていると、飼主さんは必ず一度は立ち止まります。

「この介護そのものが、愛兎にとって苦痛ではないだろうか?」
「苦しみを抱えながら長生きさせているだけではないか? それは飼主の身勝手なのでは?」

——この疑問は、ほとんど例外なく、真面目で、誠実で、深い愛情を持つ飼主さんほど抱きやすいものです。

“愛しているからこそ苦悩する”。
その葛藤自体が、飼主さんがいかに真剣に向き合っているかの証なのだと思います。

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