メスのマウンティング
ウサギがマウンティングする理由には、発情期による行動、ストレスや不安、遊びや興奮などが考えられますが、メスの場合は社会的な優位性を示す目的でやることが多いようです。
飼主に向かって「私の方が上位よ」とアピールしているわけです。
そのまま行動を許して攻撃的な性質を目覚めさせると厄介ですから、一般的にはマウンティングを始めたらやめさせて、その場を離れて無視をしたり、しつこく追ってきても、ほかの遊びに誘って気をそらせるなどが、推奨されているようです。
本当にそのような方法で、マウンティングしなくなるでしょうか?
飼主として、嫌なら嫌、ダメならダメと、愛兎に伝わるような方法が必要なのではないでしょうか?
当院に限れば、飼主さんの9割方が溺愛型でウサギからナメられ易い、優しい、いや、優し過ぎる方々なので、余計にちゃんとした意思表示の必要性を感じてしまいます。
拒否や否定を表す方法はなんでしょう?
私的には足ダンだと思っています。
自らの足を床に叩きつけてもいいし、テーブルを手で叩いてもいいと思います。
声で「ダメっ!」と言う代わりに、彼らの流儀で、破裂音を聞かせるのです。
例えば、診察終了時、キャリーに戻った途端、安堵と怒りから足ダンする患者さんがいます。
そんなとき、私は間髪入れずに診察台を叩いてやり返します。
「ナメんなよっ!」と意思表示するわけです。
そうすると間違いなく、キャリー内のウサギは固まって私を見ます。
これで次の診察時も、その子は大人しくしてくれるでしょう。
これは、飼主がウサギに明確な意思を伝えるために、必要な所作だと思いませんか?
対人関係と同じことだと私は思っています。
イエスかノーだかようわからん、いつまで待ってもはっきりしない人間とは、付き合い難いと思いませんか?
残念ながら真相を確かめることは誰にも不可能です、ウサギは喋ってくれませんから。
しかし、私は経験上、これで上手くいっています。
また、もちろん飼主として「キレる」なら、絶対的に正当性がないとダメです。
縄張り意識が強いメスウサギのサークル内に、遠慮無しにずかずか入り込んで、ストレスを与えたことでマウンティングを誘発しただろうに、それに対して足ダンしたら、それって「逆ギレ」ですよ。
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