チモシーアレルギー
「チモシー食いねえ 1, 2」を読んだ飼主さんから、こんなご相談をいただきました。
「うち、家族全員がチモシーアレルギーなんです。だからオーツヘイやイタリアンライグラスだけで飼っても大丈夫ですよね?」
——もちろんです。
ペットは、飼主の健康を犠牲にしてまで飼うものではありません。
そもそも、もし最初からチモシーアレルギーがあると分かっていたなら、ウサギという動物を選択するべきではなかったとも思います。
ただ、この方の場合は、ウサギを飼い始めてからアレルギーが発覚したとのこと。
事情が少し異なります。
思い出したのは、過去にあったあるご夫婦のケース。
旦那さんが重度のウサギアレルギーで、吸引器を片手に「ヒューヒュー」と息を詰まらせながら付き添って来院。
診察台のウサギより、むしろ旦那さんのほうが心配になるほど苦しそうでした。
私は奥様に尋ねました。
「もちろんウサギの健康を守るのも大事ですが、何より大切なのは、飼主自身が健康でウサギを飼える環境じゃないですか?」
「ウサギと旦那さん、どちらが大切なんですか?」
すると、間髪入れずに返ってきた答えは——
「ウサギですっ!!」
あのとき私は、離婚カウントダウンの真っただ中にいましたが、それでも——自分より確実に不幸な男性を目の当たりにしました。
他人事ながら、その答えには背筋が冷たくなりました。
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