やっと通りました

翌日の再診です。

触診で胃の緊張感がないことから、ようやく閉塞が解除されたことがわかりました。

ウサギの表情も前日とはまるで別人(別ウサギ)のようで、飼主さんからも「自発的に飲食を始めた」との報告がありました。

ようやくほっと一息……と言いたいところですが、まだ安心はできません。

閉塞中に他の臓器に負担がかかっていた可能性があるため、血液を採取して検査を行いました。
すると、腎臓の数値が大きく上昇していました。

実は、これはこの子の前回の閉塞時と全く同じ経過です。
ですので、今回も前回と同様に、次は腎臓の治療にシフトしていきます。

閉塞の解除ほど緊迫した状況ではありませんが、食餌を再開した今は、再閉塞にも注意が必要です。
順調にいけば、1週間ほどでの全快が見込めるでしょう。

このように、腸閉塞はウサギにとって非常に苦しく、治療にも手間がかかる病気です。
すべてがうまくいくわけではなく、残念な結果に終わることもあります。

かつては積極的に手術を行っていた時期もありましたが、今では、ここでご紹介したような治療を優先することが主流となっています。

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