まだまだぁ!
アサヒ、10歳になるオスのネザーランドドワーフ。
もう長いこと寝たきりの生活が続いているので、目元のバリカンと耳掃除(自分で手入れできないから)を定期的に行っている。
ご主人が1〜2ヶ月ごとに連れてきてくれるのだが、これがまた昭和の任侠映画から出てきたような口調で、話っぷりが実に男前。
どこかでドスの利いたBGMが流れてきそうな感じで、診察室に現れるたび、こちらも背筋が伸びる。
「おう、まだ生きてるようなら、また連れてくるわ〜」
言い草だけ聞くと、まるで“面倒見てやってる”風だが、長年の付き合いでわかっている。
この人、見た目も言葉もゴツいけど、根っこの部分は限りなく優しい。
アサヒに話しかける声は、完全に“パパの声”なのだ。
「ペットと飼主は似る」っていうけれど、確かにアサヒも筋金入りの漢。
寝たきりでも、気合いで体を起こそうとする。
その姿は、まるで「まだ終わっちゃいねぇぞ」と言ってるみたいだ。
その根性、飼主譲り。
まだまだ長生きしてもらいやす。

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