文句なしっ!

先日来院された飼主さんのお話です。

「あれ?どこかでお会いしたことがあるな」と思ったら、先日開催した勉強会に参加してくださった方でした。
診察を一通り終えたあと、要領よく質問をしてくださり、自宅での飼育環境も、言葉ではなく画像で見せてくれました。

一目見て、ほとんど改善の余地がない、ウサギにとって安全で快適な空間だとわかりました。

勉強会では、ウサギを飼うための最低限の基礎知識を啓蒙することに力を入れています。
その方は当日、とても熱心にメモを取っておられました。
他にも、一心不乱にノートに書き留める方が多数いらっしゃり、私は思わず「できれば見ることに集中してくださいね」とお願いしたほどです。

たぶん、このブログも参考にして、さらに知識を吸収してくださっているのだと思います。
学んだ知識をしっかり実践し、愛兎の飼育に活かしてくれたわけです。
確か、初めてウサギを飼われた方だったと記憶しています。

ふだんは、どうしても落胆する出来事に目を向けがちです。
ひとりの飼主さんの失敗から皆さんが学ぶため、あえてその様子をブログに書かせていただくこともあります。
しかし、こうして自分の活動が実を結び、確かな形で伝わっていることを実感できる瞬間も、確かにあるのです。

診察中は忙しく、そんな感慨に耽る余裕もなく、飼主さんに気持ちを伝えることもなく、さらっと終わってしまいましたが、
本当は、非常に嬉しく思っていますし、これからの大きなやりがいにもつながっています。

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