ウサギは利己的な動物?
ウサギを溺愛する飼主さんたちを見て、焼き餅を焼いて言うわけではありませんが、その過剰な溺愛ぶりに少しばかり反発して「ウサギは利己的な動物なんだよ」と、言ってしまうことがあります。
その理由を理屈立てて考えてみましょう。
ウサギは捕食される動物なので、常に自分の身を守ることを最優先に行動します。
例えば、危険を察知すると仲間を置いてでも真っ先に逃げることがあり、これが「利己的」と見えるかもしれません。
しかし、これは生存戦略として必要な行動なのです。
次に、ウサギは見た目の可愛さとは裏腹に、自分の縄張りをしっかりと主張します。
特に他のウサギが近づくと攻撃的になることもあります。
飼育下では、お気に入りの場所や物を独占しようとするため、「独り占めする=利己的」と思われることがあります。
そして、ウサギはイヌのように飼主の指示に従うことは少なく、基本的に自分の気分で動きます。
抱っこやスキンシップも、機嫌が良いときは受け入れますが、嫌なときはすぐに逃げたり、抵抗したりします。
このような態度が「利己的」と思われることもありますが、単に自分の快適さを優先しているだけなのです。
また、ウサギは食べ物に対して非常に敏感で、お気に入りの食べ物を見つけると独り占めしようとすることがあります。
他のウサギや飼主が近づくと威嚇することもあり、これが「利己的」と見えるかもしれません。
しかし、これは野生の環境で食糧を確保するための本能的な行動です。
更に、ウサギは群れで暮らす動物ですが、助け合う習性はあまりありません。
仲間が捕食者に襲われそうになっても、自分が逃げることで精一杯です。
このような行動は、助け合いの精神を持つ人間の目には「利己的」と映るかもしれませんが、自然界では生き残るために必要な本能です。
以上、ウサギは「利己的な動物」に見えるかもしれませんが、それは捕食される草食動物としての本能的な生存戦略なのです。
飼主の皆さんには、彼らの祖先が生き抜いてきた弱肉強食の歴史にも思いを馳せていただくことで、愛兎との接し方が、より深い理解に基づいたものになるのではないでしょうか。
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