男やもめに蛆がわき 女やもめに花が咲く

半世紀以上生きてると、知り合いのご夫婦の一方が亡くなる状況を見ることも珍しくない。

そんなとき必ず実感するのが表題のことわざだ。

元々の意味は “独り暮らしの男は家事がおろそかで不潔になりがちだが、独り暮らしの女は清潔で華やかである” だが、私的には独り身になった男はうちに篭って世捨人的、女は社交的で人生を謳歌するという認識だ。
男はファイリング、女は上書きする生きもので、女にとって過去の男性は死んだも同然という気質を、身近な女性から伺って衝撃受けたが、そこにも関連する事柄なんだと思う。

男は、映画「グラン・トリノ」のイーストウッドのように、世捨人に徹して頑固ジジイで生きていくならカッコいいが、殆どが孤独に耐えられず、社交性も欠如して醜態晒すことになる。

自分も孤独を貫くには依存心が邪魔するタイプなので、相手より先に逝くことが必須だと思っている。
そして、上書きされても、隅っこの方に大方良い思い出として微かに残ってくれれば。。。それで満足するべし。

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