日は、また昇る。

昨日の午後、名古屋高島屋三省堂書店で、スタン・ハンセンの「日は、また昇る。」刊行記念サイン会があった。
私はもちろん診療があるので行けなかったが、なんと、相棒が代わりに行ってくれて、サインもらってきてくれた。
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スタン・ハンセン、「不沈艦」「ブレーキの壊れたダンプカー」と形容されたアメフト仕込みの強靭な肉体を、狂ったように酷使するファイトスタイルは、少年時代、愛知県体育館に足を運んだ私を熱狂させ、観戦次日の小学校昼休み、何人もの級友をラリアットの餌食にしてやりました。

ちなみに私、ハンセン入場時にブルロープで2回殴られて、嬉しいやら痛いやらで泣いた経験があります。

そんな彼も2001年に引退し、現在66歳で、日本人妻と二人の息子たちと生活する気優しい叔父さんになった。
本書は、彼のプロローグでの言葉によれば、

「古いバーで隣り合わせたオールドマンの昔話に、共にグラスを傾けながら付き合うような気分で読んでほしい」

そう、まさにそんな感じで読めると同時に、自分にも来るべき第二の人生の参考にもなる有意義な書でした。

実は、彼の自伝本はもう1冊所蔵している。
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これは2000年発行で、彼がまだ現役時代の言葉が収められているが、当時から闘志だけでなく知性も十分感じられて好感が持てた。
改めて2冊確認すると、発行元は違うし15年の年月が流れているのに、文脈とそこから感じられる知性はまさしく彼のもの。

2冊とも、ゴーストライターなど入り込む余地のない、完全スタン・ハンセンの書です。

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