全国大学獣医学関係代表者協議会と日本獣医学会から意見書

当ブログには相応しくない堅苦しい題ですが、要は獣医学部新設をめぐる問題に関する最近の報道で、担当大臣が「日本の獣医学部の質は落ちている」と発言したことに対する、獣医大学側の反論です。
両会から、一般の方々にも是非ご覧いただきたいという意向を受けましたので、ここに紹介します。

読んでみて私見。

延々進む少子化による学生数減少と、各大学の圧倒的教員数不足のなか、新たな獣医大学を新設するという国の方針に疑問大です。
また、小動物臨床に限れば、毎年優秀な若い先生が開業しており、決して大学教育の質が下がったとは実感できない。
大学新設のために膨大な税金を注ぎ込むより、既存の現場の充実を図ることの方が、遥かに効率が良いと思います。
また、国が求める産業動物や公務員分野の獣医師配属強化は、今以上に学生数を増やすことより、双方の分野での、将来を託すに値する職場環境を整備することの方が大切だと思います。

・・・て書いてみて、今朝の新聞読んだら、首相が獣医学部新設に関して

「速やかに全国展開を目指したい。地域に関係なく二校でも三校でも、意欲があれば新設を認める」だって。

メチャクチャですな。

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