金網ネットの床材

驚いちゃった。

医学的に正しいとされていたことが、時代の変遷によって真逆の評価を受けることはあるけど、最近はソアホックの予防に金網ネットの床材が推奨されることがあるらしい。

ウサギの足底は、イヌ・ネコのような肉球がなくて毛に覆われている。
その足裏は皮膚が薄く直下に骨が存在し、故に硬い床で飼育されると足裏にかかる圧を分散できず、圧迫された皮膚の血流障害や摩擦によって炎症が生じる。
だから、圧迫・摩擦が起きないような飼育をすれば良い。。。と理解している。
もちろんそのような飼育は、床材を工夫するだけに留まらず、様々な要素を考慮しないといけない。

ウサギを飼う上で疑問に感じることがあったら、できるだけ自然に近い状況に置こうと自分なら考える。
金網は最も人工的な素材だと思うし、学生時代に散々見た実験動物たちの飼育を想起させる。
何が言いたいかは察してほしい。

あと、個人的に思っているのが、飼主さん皆、ソアホックに対して神経質になり過ぎてないか?
愛兎の踵の毛をわざわざどけて、わずかな無毛部位を探し出し、ソアホック見つけたと鼻息荒く来院する。
個人的には無毛部分があっても、そこに炎症が生じて愛兎が苦痛を感じるような格好さえしなければ、放置してもいいんじゃないと思う(自分の商売考えたら言っちゃいかんことだ)。
逆に踵に無毛部分が無いウサギなんているの?

確認するまでもないと思っていたからしなかったけど、これからしばらく来院される患者さん全て調べる?
いや、面倒だわ。
ひとつ興味あるとすれば、ペットウサギから野生化した彼らの踵は確認してみたいわ。

誰かうちの飼主さんでゴールデンウィークに行かれる予定があれば、お願いします!

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